マルタ証券取引所(MSX)は、OKExやBinanceなどの複数の企業と協力してセキュリティトークンに特化した新しい仮想通貨取引プラットフォームを立ち上げることを発表した。
「OKMSX」呼ばれるこの新しい取引プラットフォームは、大きな投資家をターゲットとし、2019年の第1四半期に開始する予定で、OKExが培ってきた仮想通貨やセキュリティなどの専門知識と、マルタ証券取引所の26年の実績を合わせて構築されたものであると説明されており、有価証券に該当する仮想通貨であるセキュリティトークンの取引に特化したサービスを提供していくと報じられています。
またこのプロジェクトはOKExとMSXだけでなくドイツでブロックチェーンプラットフォームを運営している「Fifth Force」とも協力しており、今年後半に合弁会社を設立する予定。
市場は2019年の第1四半期に稼働を開始し、OKExの暗号専門知識とMSXの経験を活かして規制対応に取り組む予定で、登録済み証券取引所として、MSXはマルタと欧州連合(EU)の規制に従い、デューデリジェンス手続を含む。
マルタ議会は、ブロックチェーン技術を適切に規制するための枠組みを定めるための3法案を承認し、法制化しています。
この法案が承認されたことによって、マルタではより自由に適切な環境でブロックチェーン関連の事業を行うことができるようになる為、それらの関連企業やプロジェクトの大きな後押しになると期待されていました。
世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所バイナンスの出資を受けた世界初の分散型銀行(従来の銀行と異なり、トークンに投資するコミュニティが共同で所有することになる銀行)の設立というプロジェクトも進行されており、今後もマルタはどのようにして仮想通貨を発展させていくのか、注目が集まっています。