仮想通貨大国とも呼ばれ、近年ひときわ世界中から注目を浴びている、マルタ島。
今「セキュリティトークン」について話題となった同島にて、この度全く新しいコンセプトの仮想通貨の利用が予定されているそうです。
金融資産のトークン化?仮想通貨WAVESとは
仮想通貨WAVESは、Sasha Ivanov氏が2016年4月にスタートさせました。WavesはWavesプラットフォームで利用できる仮想通貨です。Nxt(ネクスト)という仮想通貨を参考に生まれた為、Nxtのメリットを活かしたWavesは柔軟性が高いことが将来性や評価に繋がっており、ウォレットも仮想通貨の取引や送金だけでなく、画像の送信などの日常的なことにも利用できるメリットがあります。
2017年の5月にマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」と提携、7月にはロシア連邦の中央証券保管庫である「NSD」と提携し高騰しました。
WAVESでできる事
Wavesには「カスタムアプリケーショントークン(CAT)」が可能になっています。カスタムアプリケーショントークンとは、独自トークンを発行することが出来るシステムの事です。Wavesのプラットフォーム上に自分だけの仮想通貨を発行できます。カスタムトークンは他の仮想通貨との送金、取引などに利用できます。トークンの発行はとても簡単で5分ほどで発行が可能です。また、Wavesはもちろんブロックチェーン技術をもとにしておりますので安全性も高いのです。
Wavesは取引所を利用し法定通貨も交換できます。法定通貨とは円やドルのことです。自分の作ったカスタムトークンを使いやすいお金に両替し利用できるのです。ビットコインなどの流通量の多い仮想通貨に換えることも可能ですし、Wavesのプラットフォームで対応できるペアなら、Wavesに一度変換する必要もありません。
マルタでの導入について
同通貨を国単位で利用し、主に「医療・不動産登記・政治投票」等の場面において活用を目指しており、Wavesを利用しぜひ実生活での有用性を証明したい所だと思います。
Waves社CEOのSasha Ivanov(サシャ・イワノフ)氏と、マルタ島の首相であるJoseph Muscat(ジョセフ・ムスカット)氏は通貨導入に向けた会合も既に開催されており、前向きな方向で話を進行中のようです。ここで実用化が実現されれば、他国と一気に差をつけられるチャンスなのではないでしょうか。
今後のマルタの将来性には様々な期待が集まっています。