2017年7月に香港で誕生。
わずか半年で登録者数が600万人を超え、今では「世界一の取引所」と称される世界で最も有名な取引所です。
2018年3月24日、本社を香港からマルタに移転すると発表。
Binance(バイナンス)概要
運営会社 | Binance(バイナンス) |
本社所在地 | マルタ |
CEO | Changpeng Zhao(チャオ・チャンコン)通称:CZ |
設立 | 2017年 |
取り扱い通貨 | BTC/BCH/ETH/ETC/LTC/LSK/など(100種類以上) |
取引種類 | 現物取引 |
セキュリティ | 2段階認証ログイン、常時監視態勢 |
Binance(バイナンス)のメリット
今でも爆発的な人気を誇るBinance(バイナンス)のメリットをご紹介します。
①手数料が安い
100種類以上の通貨全てが取引手数料0.1%です。
それに比べ、Poloniexは0.15%、Bittrexは0.25%の取引手数料となっております。
日本国内の取引所では取引手数料を無料にしていても「スプレッド」が存在する為、結局高い手数料が発生することになります。
しかし、Binance(バイナンス)ではスプレッドがなく、手数料が0.1%かかるだけなので、かなりの手数料が抑えられます。
また、Binance(バイナンス)が発行している独自トークン【BNB】を利用すれば、手数料が0.05%になり、さらにお得に取引ができます。
②取り扱い通貨が豊富
Binance(バイナンス)の魅力の一つは、なんと言っても取り扱い通貨の多さだと思います。
日本国内の取引所で100種類以上もの仮想通貨を取り扱っているところはなく、Binance(バイナンス)は100種類以上で取引通貨を選びたい放題です。
その為、主流コインではなく草コインで取引を行いたい人にとっては、非常に魅力的な取引所です。
過去に注目されていた草コインの「Verge(ヴァージ)」は、1年間でなんと1,900倍ほど高騰!他にも価値が上がりそうな草コインが多数眠っているかもしれません。
③セキュリティ対策
近年、様々な取引所を狙ったハッキング事件が相次いで発生しており、ユーザーとしては取引所のセキュリティ対策が非常にシビアな問題となっています。
Binance(バイナンス)ではセキュリティ対策にも力を入れていて、ログイン時の2段階認証、ロボットと人間を見分ける識別証明が採用されており、その為ログインするまでにやや手間はかかりますが、不正ログインやハッキング対策がきちんと考えられています。
また、新規登録の際に行う本人確認についても、身分証明証と一緒に「提出日を記入した紙」をセルフィー画像に映す必要があり、セキュリティ対策はきちんと行っていると考えられます。
④独自トークン「BNB」を発行
「BNB」というBinance(バイナンス)独自通貨を発行しており、これを利用することで取引手数料が0.05%で他の取引所と比べるとかなり割安になっています。
また、Binance(バイナンス)では1ヶ月に1度、BNBによる上場通貨の投票も行っており、ニーズの高いコインを上場させる仕組みになっています。
そのため、人気の高いコインや次に上場するコインをいち早く把握でき、利益を生み出すのにはかなり有利なシステムです。
⑤ハードフォークも安心の対応
仮想通貨のハードフォークは今後も頻繁に行われることが想定され、Binance(バイナンス)ではハードフォークでコインが分裂した際、分岐先のコインを付与してくれるというシステムがあり、これも高い評判を得ています。
過去にビットコインがハードフォークし、ビットコインキャッシュが出てきた時が有名ですが、ハードフォークの際、Binance(バイナンス)にビットコインを預けていたユーザーには、一定の割合でビットコインキャッシュが配布されました。
その後、ビットコインゴールドが出てきた時も、ほとんどの取引所が対応していない中、Binance(バイナンス)だけは同様の対応を行なっておりました。
こういった手厚い対応がユーザーにとっては、安心かつ稼ぎやすい取引所として人気を集めています。
デメリット
①日本円入金・出金に対応していない②日本語のサポートがない
『海外取引所なら当たり前』と理解している方も多いかと思いますが、Binance(バイナンス)では日本円での入金や出金に対応していません。
そのため、Binance(バイナンス)を利用するには一旦国内取引所に日本円を入金し、そこで購入した仮想通貨をBinance(バイナンス)に入金する必要があり、出金の際も同じで、国内取引所を経由して日本円に換金しなければなりません。
又、Google翻訳による日本語対応はありますが、これはあくまでも簡易的なもので問い合わせやトラブル時の日本語対応はなく、英語が必須となります。
海外取引所なら当たり前のことですが、ある程度の英語力があったほうがより安心できます。
西日本豪雨に100万ドル寄付。
2018年7月、異常気象の影響で西日本が豪雨災害を受けましたが、Binance(バイナンス)が被災地に対し100万ドル(約1.1億円)の義援金を送ることをツイッターで表明しました。
— Changpeng Zhao (@cz_binance) 2018年7月7日
Binance(バイナンス)は日本での仮想通貨交換業が認められなかったにも関わらず、このような支援を積極的に続けており、CEOのCZ氏の公式ツイッターには被災者を支援するメッセージがアップされており、こういった人間性もユーザーからの人気の秘訣となっているのではないかと思います。
Binance(バイナンス)には良い評判も悪い評判もあり、日本国内の取引所も含め、世界には多くの取引所が存在していますが、ここまでユーザー目線で運営していることはトータル的に見てかなり魅力的な取引所だと思います。